2016年3月11日金曜日

Xperia Z3 compact (docomo, SO-02G)をグローバル化・その2

前回の記事の続きです。
今回はいよいよ実行手順について。

実行手順、結果については自分の環境であれば問題なく完了した、というお話です。
端末環境や製造時期などで異なる可能性もありますので参考程度に留めてください。
また、ROMの焼き直しとなりますので一切動かなくなる、ネット通信が出来なくなる等の症状が発生する可能性があります。
一切の責任を負いませんので自己責任でお願いします。

その前に…

今回はXperia Z3 compactのdocomo, SO-02GをグローバルモデルのROMに焼き直します。
そのため日本固有の機能(赤外線とかFelicaとか)は使えなくなります。
改めて普段利用していないかご確認ください!

また、LINEの機種変更手続きを忘れずに!
きちんと事前に手続きしておかないと同一アカウントでログインしてもスタンプとかコインとか諸々消えちゃいます(´・ω・`)
Facebookとかtwitterとかもアプリで使用しているとパスワードを忘れがちです。
必要であればログイン出来ている内に手続きしておきましょう(パスワード忘れてる場合、ログイン可否に関わらず問い合わせ方法は一つしかありませんが…)
あ、あとWi-Fi設定も消えちゃうので事前に用意しておきましょう!
あとはゲームアプリなんかも機種変更手続き等でアカウント情報を引き継げる状態にしておきましょう!
大抵アカウントIDとパスワードなんかが発行されると思いますのでスクリーンショット撮ってPC等に転送しておくのをオススメします!

Flashtoolの入手

まずはFlashtoolをダウンロードしましょう。
それぞれの環境(Windows, Linux, MacOSX)に合ったものをダウンロードしてください。

自分が使用したものはver0.9.19.10でした。

FTFファイルの入手

Flashtool起動後にXIマークをクリックして、XperiFirmを起動します。
ただ、Macだと何も反応しないです。。。Flashtoolのアプリケーションディレクトリを見たらexeファイルが出来ていたのでWindowsじゃないと呼び出せないのかもしれません。

こちらのサイトにFTFファイルがまとまっていますので参考までに。
他サイト様を参考に以下ファイルを利用しました。
Xperia Z3 compact LTE-A [D5803]
23.0.A.2.93 USA

ROM焼き直し

まずFlashtoolの実行ファイルがあるディレクトリにfirmwaresディレクトリがありますので、そこにFTFファイルを置きます。

Flashtoolを起動して、左上の雷マークをクリックします。
BLUはBootLoader Unlockの略らしいです。

Flash ModeとFastboot Modeが選択出来ると思うので、Flash Modeを選択。

Wipe: APPS_LOG, USERDATAにチェック
キャッシュファイルや内部ストレージを削除するかどうか、なのですがROMが異なるため以前のファイル達がどんな悪さをするか分かりません。
どうせ初期化するので削除してしまいましょう。

Exclude: AMSS_FSG, AMSS_FS_1, AMSS_FS_2, MODEMにチェック
除外するカテゴリを指定します。
通信帯域に関する情報が記述されているそうで、日本とUSAでは通信帯域が異なるので除外しましょう。
除外しないとROM焼き直し後にLTEが繋がりにくい等の症状が発生する可能性があります。

上記WipeとExcludeの項目はFlashtoolのバージョンによって名称が違うぽいです。
それぞれの項目の詳細が知りたい方はこちらのサイトが丁寧に解説してくださってます。

ダウンロードモード起動

Flashしてしまえば後は指示に従うだけです!
端末からUSB抜いて→電源OFF→ボリューム下ボタン押しながら→USB接続
これでダウンロードモードになります。

Flashtoolにログが出てくるので静かに待ちます。
自分の場合は数分でした。

あとは端末購入時と同様、初期設定をしていきます。
USAのROMでもちゃんと最初に日本語設定出来るのでご安心を!
設定の端末情報にてモデル番号がD5803となっていれば無事成功です!

その後に…

晴れてdocomoの呪縛から解き放たれ、色々無効化したりスタミナモードを屠ったりしたり、早速LINEやらtwitterやらを設定したい気持ちは分かるのですが、まずはソフトウェアアップデートが全て完了するのを待ちましょう。

これが果てしないです…
古いビルド番号のものを入れているのでしょうがないです。
何度も新しいアップデートがあります、インストールの準備が出来ました、再起動を繰り返しますので充電しながら待ちましょう。
1時間以上は見ておいた方が良いかもしれません(´・ω・`)

最終調整

ソフトウェアアップデートも落ち着いたら、最後に確認した方が良い項目があります。

  • Wi-Fiを切ってモバイル通信が正常かチェック
  • 電話をする
  • 電話をしてもらう
最低限上記だけは最初にチェックしておきたい所です。
(スタミナモードのチェックとしてスリープ状態で実施するのも良いと思います)

また、グローバルモデルでは日本モデルと少し異なる点があるので調整していきます。
主に節電対策とかネットワークの安定に繋がると思いますので参考までに。
こちらのサイトを参考にさせて頂きました!

ネットワーク設定
電話を起動します。
「*#*#4636#*#*」と入力してください。
最後のアスタリスクを入力した時点で画面が切り替わります(通話とかは押さなくてOK)

携帯電話情報の優先ネットワークを設定→LTE/WCDMAを選択

NFCを削除
設定→その他の設定→NFCがグレーアウトしている
こいつの電池消費が激しいそうです。。。

NFCサービスをkillする必要があるのですが、adbコマンド(Android Debug Bridge)というものが必要になります。
自分はアプリ開発者なのでPC環境にadbコマンドを導入していたので問題ないのですが、普通のPC環境には入っていないので導入する必要があります。
導入方法につきましてはGoogle先生が詳しい&丁寧ですので割愛させて頂きます。

adbコマンドからkillすれば先ほどのグレーアウトしていたNFCの表示がなくなります!

あとは細々とした輝度を落としたりとか自動回転を切ったりとか、プリインストールされてるアプリ削除(または無効化)したりとか自分好みに設定頂ければと!

自分はROM焼き直し前からSIMロック解除していてU-mobileの格安SIMを使っていました。
ROM焼き直し後も何も変わらず使用出来ております!
また、docomoのプリインストール削除やらスタミナモードの適用やらでXperiaさんが言うには5日以上持つようになりました。
実際充電するタイミングは明らかに伸びました!
(普段全然スマホ触らないので参考にならないかもです…)

これから実行される方、あくまで自己責任でお願いします!
ただ、同じXperia仲間として成功することを心より願っております!

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